価値ある住まいをデザインする

石川県の建築会社「中部ジェイ・シィ」のブログ

2020.3.3 建築現場から

2月の下旬に上棟したお住まい。お天気も良く、順調に工事も進みました。

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上棟から2週間ほど経って、現在は断熱工事を行っていました。

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外断熱なので内部の構造がまる見えになっています。構造ごと断熱されるので、構造材が蓄熱体になり温度変化しにくいという特徴もあります。こちらは2階ですが、屋根の勾配天井との間には床状の部分が。ロフトのように見えますが、小屋裏の水平剛性を高めるためのスペースです。許容応力度計算という構造計算によって、高い耐震性の建物が可能となっています。

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こちらは1階から2階の天井の裏を見上げた部分。床と梁の間にスリットが見えますが、通気スリットと呼ばれる空気を通す穴です。これによって壁内だけでなく天井裏にも湿気がこもらないように。

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このように地味に手間のかかる部分が多いのですが、住まいの「安心・安全・快適」を実現する工夫が盛り込まれています。

この許容応力度計算の建物は「wallstat」という倒壊解析シミュレーションソフトで、実際に起こった地震を入力し、お施主様に見ていただきました。これから建てるお住いの安全性を、目で見て確認することができます。

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永く安心してお住まいいただけるように、これからもより良い家づくりを目指していきます。