先日の能登の志賀町での上棟の様子。朝の7時半頃の作業風景。前日までに土台は伏せてあり、柱を立てるところからスタートです。
お昼頃には屋根垂木が並べられ、屋根の形がわかるように。こちらLDKの屋根は寄棟(よせむね)屋根。室内の天井は2方向から勾配天井が登っていく感じに。隅木(すみぎ)という斜めの構造材はとても大きく、移動させるのに大工さんが4人がかりで運んでいました。柱の中に紙が巻いてあったり、カバーがかけてあるものがありますが、これは化粧柱といって完成時には柱として室内側から見える柱です。
15時頃には屋根の上に断熱材が置かれ、ここから断熱工事が始まります。屋根の断熱材を屋根垂木や構造用合板でダブルにサンドイッチするというかなり面倒な工程で大工泣かせです。
暗くなってきたので17時には作業が終了。屋根の作業が残ったので翌日に持ち越しです。屋根の面積にもよりますが、大きな屋根だと上棟作業が二日かかることも。
このように建物の骨組みが一日で組み上がるので、あっと言う間に作業が進んでいきます。図面上だったものが現実に形になるとても素敵な一日です。