ここは長野県飯田市。以前訪れた兵庫県の竹田城が【天空の城】と呼ばれているので、
天空シリーズを探し求めてたどり着きました。
ここ下栗の里は別名【天空の里】と呼ばれおり、鎌倉時代には既に里があったそうですが
飯田市街から山道を走ること1時間ちょっととかなりの山の中です。
標高は800m~1000mほど、最大斜度は38°と急傾斜にはりつくように家々が建っており、生活が
営まれています。ここ以外に家はなく、360°見渡しても山しかありません。
展望台から眺めていると霧が出てきて、みるみるうちに真っ白になっていきました。
ふと見るとコートのファーが吐く息で真っ白に凍っていました。寒さもなかなかのものです。
晴れそうもなく、そのまま下山です。自然のまっただ中にこの里ができた理由はわかりませんが、
千年ほども住み継がれているこの里には、利便性を差し引いてもなお魅力的なものがあるのでしょう。