価値ある住まいをデザインする

石川県の建築会社「中部ジェイ・シィ」のブログ

2021.2.5 現場から

現場に行くと大工さんが一生懸命に木を加工していました。これは敷居になる部分でツガの無垢板です。木目がとてもきれいなのでこのような部分にも使うことがあります。

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雇いざねと言って、木と木を差し込む部分をはめていました。見た目がゴツイわりに細かい作業をしています。

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恐る恐る差し込むところ。カンナで雇いざねを微調整しながら差し込んでいきます。

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きれいにはまるかどうか。

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ぴったりきたようです。この後、さらに合わせて敷居のコーナーのL型の溝がきれいに出ていました。

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既製品と言われる建材だけで作るのであれば、このように手間がかかる作業はなくなります。でも、このような手仕事の部分があるからこそ、その家の個性になります。また、作り手としては面白みややりがいを感じる瞬間でもあります。

大工さんに「大変だ」「難しい」などと言われる手仕事の部分を作ることに喜びを感じる今日この頃でございます。