価値ある住まいをデザインする

石川県の建築会社「中部ジェイ・シィ」のブログ

たてもの探訪「立石寺(りっしゃくじ)」

久しぶりの東北。山形県山形市にある天台宗立石寺(りっしゃくじ)。通称は山寺(やまでら)と呼ばれ親しまれています。松尾芭蕉が「閑さや岩にしみいる蝉の声」の俳句を詠んだ場所でもあります。こちらの山門がスタート地点で、頂上にある奥の院を目指します。

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頂上にある奥の院。ここまで来るのに1015段の階段を上がってくることになります。途中で写真を撮る余裕はないくらい、延々と階段を上ってきました。

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振り返ると屋根がところどころに見え、ちょっと見たところわからないのですが向こうの崖の途中にも建物が。

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傾斜地に建てられた建物群。なかなか凄い光景です。その中に畑があったりするのがまたビックリ。

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奥の院から少しくだっていくと右側に開山堂、左手の赤い建物は納経堂といってお経を納めたお堂。山寺の象徴的な光景です。

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このような傾斜地に建物が沢山建っているのは、なかなか珍しい光景ではないかと思います。頂上に至るまでにかなりの体力を消耗しますが、これも修行だと思って上ってみれば感無量です。階段の手すりがなければ多分登頂できなかったと思います。山を下った直後に大雨に。日頃の行いが良いのが幸いしました。