価値ある住まいをデザインする

石川県の建築会社「中部ジェイ・シィ」のブログ

創立40周年を迎えました。

先日、4月に弊社は創業40周年を迎えました。日頃からお世話になっている協力業者や関係者の方々と記念の祝賀会を開催。

二次会でもいろんな話にあちこちで花が咲きました。大工さんを始め、左官屋さんや電気屋さん。造園屋さんやタイル屋さん、建材屋さんなどなど多くの方々のご協力があって建築の仕事は成り立っています。こんな機会だからこそ色んな話ができるのもお楽しみです。

 

我々だけでなくご支持いただいた多くのOBのお客様があってこその40周年。

これからも初心を忘れずに「価値ある住まい」をご提案していきます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

穴水町川島にて構造見学会開催!<予約制>

現在、穴水町で建築中のお住まい。越屋根部分の小屋裏収納をプラスした平屋のお住まいです。

 

勾配天井を支える構造の梁をそのまま見せる仕上げに。

 

腰屋根部分の窓は階下に光を落とすトップライトの役割も。電動開閉式で夏場には熱気を排出する役割も担います。

現在、もっとも構造部分が見える時期なので4月8日(土)9日(日)10:00~17:00に構造見学会を開催いたします。断熱材の施工状況や構造の骨格がご覧いただけます。

ぜひご来場ください!

ご予約はHPからお願いいたします。

 

 

 

2023.3.30 建築現場から

現在、津幡町にて建築中のお住まい。窓の取り付けを行っています。窓は現場で大工さんが取り付けていきますが、今回はいつもと勝手が違うとのことで急遽現場に駆り出されることに。

 

鎮座するのは大開口のスライディング窓でトリプルサッシ仕様。全員が見た瞬間にこいつの件で呼ばれたと悟るくらいの大迫力。気になる重さは125キロ!全員が不安げな表情。

 

大工さんと力を合わせ総勢6名で挑むこと数分間。入念に打合せした通りにサッシがきちんと入った瞬間は全員から歓声があがりました。大工さんが動作確認し、問題なく取り付けが完了しました。

 

サッシの断熱性が向上するのに対し、重量は重くなっていきます。必然的に家自体の重量も重くなっていくので構造も重さに対応することが重要です。

 

それにしても一か所のサッシの取り付けをしただけなのにこの満足感。何気なくついている窓にも色んなストーリーがあるとかないとか。

 

 

 

2023.3.10 建築現場から

先月から今月にかけお引渡しラッシュとなっています。お引渡しの前には全員で竣工検査。傷や汚れのチェックは当然、空間の高さや奥行寸法や素材の使い方を検討する場でもあります。

 

高すぎず低すぎず。心地良い天井高の確認。勾配の角度の塩梅でいつも喧嘩になります。

 

完成したばかりの杉の無垢フローリングはこんな感じで、色がくっきりと分かれていますが数年で全体が落ち着いた飴色に変わっていきます。このような色は最初だけ。家族とともに家も育っていきます。

 

志賀町の現場も大詰め。外壁の塗装がこれから始まります。内装工事もほぼ終盤。

 

こちらのお住まいでは春の桜を楽しみながら暮らすよう計画。春先の桜が見られる時期に内見会を予定しております。また、お知らせいたします。

 

 

「大きな切妻屋根の家」完成内見会開催!<予約制>

2023年2月23日(祝木)~26日(日)10:00~17:00。金沢市今町にて完成内見会を開催いたします。

大きな屋根が特徴のお住まい。

内装は自然素材によって温かみのある空間。壁の珪藻土はサンプルで見るとけっこう濃い色ですが、こうやって仕上がってくると落ち着いた色調に。

収納力や空間のメリハリなど見どころ満載となっております。

ぜひご来場ください!!

 

ご予約はこちらから

[予約制]金沢市今町にて「大きな切妻屋根の住まい」内見会開催!(2/25〜2/26) | 株式会社 中部ジェイ・シィ|石川県金沢市の住宅建築会社 (chubu-jc.com)

 

 

 

七尾市津向町にて完成内見会開催!

2月11日(土)12日(日)10:00~17:00。七尾市津向町におきまして完成内見会を開催いたします。自然素材の質感と、抑揚のある空間。大開口の引き込み障子を用いた光のコントロールなど見どころ満載のお住まいです。

安心してご見学いただくために、事前予約制とさせていただいております。ご予約は下記からお願いいたします。ご予約の際に場所をお知らせいたします。

ご来場お待ちしております!!

[完全予約制]七尾市津向町にて「和モダン×平屋αの住まい」完成内見会開催!(2/11〜2/12) | 株式会社 中部ジェイ・シィ|石川県金沢市の住宅建築会社 (chubu-jc.com)

 

 

 

素材について【和紙】

ウッドパーク入江で展示しているモデルハウスの低い天井部分に使用した和紙。マットな質感で光を柔らかく反射してくれます。

こちらは寝室に用いた施工事例。ジョイント部分を重ね貼りすることによる縦ラインがポイント。濃い色を用いるとかなり落ち着いた表情になります。

これらの和紙は福井の越前和紙を使った「玉紙」という素材。紙の素材感をそのままに紙本来の調湿効果に加えて耐久性も持たせてあります。それがこの撥水性。

水を落とすと水玉になってしまうくらいの撥水性があります。

こちらは手すき和紙でより素材感がありますが、こちらもちゃんと撥水します。

自然素材を用いる場合、耐久性に気を付けて使い分けをしたりすることがありますが、このように新たな機能が加わることで、より幅の広い使い方ができるようになる場合もあります。

 

この越前和紙は古い歴史があり室町時代には紙産業の組合が出来ていたとのこと。明治時代の日本最初のお札にも越前和紙が使用されたそうです。

このように素材の歴史を知ることで、今まではただの紙と思っていたものがとても貴重なものに感じられました。ということで、お値段も通常のクロスに比べると紙一重というわけにはいきませんが。

 

 

26年ぶりの大寒波到来!

今期最大の大寒波が到来中です!雪はそれほどではないですが、気温がかなり低いので対策をお願いします!

まず水道の凍結防止として鉛筆の芯ほどの太さで水を流しておいてください。水が出ているうちに使う分の水を念のために溜めておく。エアコンなどの室外機は雪に埋もれないように注意してください。お風呂は凍結防止モードに。

今は水が出ていても明日の朝は出ないことも想定されますのでご注意ください!石川県では26年ぶりの大寒波だとのこと。

 

くれぐれもご注意ください!自然を甘く見ていた我が家ははお湯どころか水も止まっていますので(T . T)

 

 

建物探訪番外編【四国のいろんな橋】

四国に訪れた際に出会った橋達。こちらは様々な民家を集めた香川県の「四国村」の中にある「かずら橋」。つる草を編んで作った橋で徳島県にオリジナルのものが存在しています。

橋の怖さより、注意書きのインパクトの方が勝るかもしれません。

実際に渡ってみると足元がスケルトン階段のように丸見え。渡っている時は橋がぐらぐらするので、なかなかのスリルを味わうことができます。

こちらは徳島県美馬市脇町の古い街並みのそばにある橋。一見普通の橋のように見えますが。

普通、転落防止のためについている欄干やガードレールなどがついていません。これは潜水橋または沈下橋といって川が増水したときは川の中に潜ったようになる橋です。橋の幅は車一台分。

橋を通っている車がいると対向車は橋の向こうで順番を待ちます。譲り合いの精神がないとうまく渡れない橋となっていました。

徳島県の鳴門市から見た大鳴門橋。タイミングによって海面には渦潮が発生する場所です。この橋を渡った向こう側は淡路島になります。

とこのようにいろんな橋を見てきましたが、今年は危ない橋を渡らないように気を付けたいと思います。

 

 

たてもの探訪【うだつの上がる街並みin美馬市】

ここは徳島県美馬市脇町。戦国時代には脇城の城下町であり、江戸時代には吉野川の水運を利用した藍の集散地として発展した街です。漆喰塗の白い壁がズラッと並ぶ街並みは圧巻。

遠くの山々も見え昔にタイムスリップしたかのよう。旅行で来たと思われるチビッ子が「うわーすげー懐かしい!」と叫んでいました。あえて突っ込まず。

この街並みの特徴で特に目立つのは家の両側についている「うだつ」。防火用に隣家の延焼を防ぐためにつけられたもので「うだつ」自体は良く見かけますが、このように瓦まで載せ装飾性のある「うだつ」は初めて見ました。それも多くの家々にこのスタイリッシュうだつが付いております。

 

こちらは寛政4年(1792年)に建築されたという「吉田家住宅」。200年以上前からある建物です。こちらもスタイリッシュなうだつが付いています。

表通りに面する部分は閉鎖的な感じがしましたが、中に入るときれいな庭があります。

部屋に囲まれた中庭も。庭を介して入ってくる日光によって、建物両側に窓がないにもかかわらず明るい室内環境となっています。

完全にやられたっ!と思ったのがこのプロポーション。表通りと正反対からの立面で、同じ建物とは思えません。まったく想像していなかった姿でした。明らかに後ろから見られることも意識して抜かりなく設計しています。

それはさておき、「うだつ」の上がらないと言われるので、そんなことを言わせないように次回のモデルハウスで「うだつ」を採用する案を会議で提案したいと思います。

 

 

2023.1.13建築現場から SDGsの巻

現在建築中の現場の傍らに置いてあった材木。昔何かに使おうと思って取っておいた桜の木の板だそうです。使えるなら使いたいとのご要望があったので、さっそく製材屋さんに搬入。中がどういう状態かは切ってみないとわかりません。

台車に板をセットして。

台車ごと大きなノコギリのついた機械に向かっていって切っていきます。元々は表面が凸凹しているので、このノコギリで表面をまっすぐにカット。

 

まっすぐになるまで表面を削ったのでだいぶ薄くなってしまいましたが、きれいな桜の杢目が出た板が取れました。これをさらにきれいにカンナをかけてピカピカにして現場に戻します。現場では大工さんが到着を心待ちにしている様子。

このようにずっと置いてあった材料が新たにキレイになって使われることもあります。資源の再利用にもなり、様々な人の手を経て新たに生まれ変わった素材をみると嬉しくなります。どのようになるのかはまたのお楽しみ。

 

弊社でもSDGsをやりましょうということになったので、こういう取り組みをさらにしていきたいと思います。社会見学が楽しいので。

 

 

 

建物探訪【ラ コリーナ近江八幡】再訪

明けましておめでとうございます!本年もよろしくお願いいたします。

お正月休みに近江八幡市にあるラ コリーナ近江八幡に寄ってきました。有名な和菓子やバームクーヘンのお店が入っていたりします。冬の時期で草屋根が渋い色になっています。設計は藤森照信さん、各地でこのような面白い建物を手掛けられています。

和菓子の型が壁にオブジェのように展示されています。

 

以前来た時には工事中だった、本社棟。迫力があります。

遊び心が詰まったテーマパークになっています。

外壁に焼杉を使った建物もありました。お店の方々で焼いて作ったと思われます。

ちょっと雰囲気の違う建物も。こちらも以前はなかったはず。まだまだ工事が続いていくようです。

 

敷地のあちこちにこのようにお店があってお菓子を販売しています。種類が多すぎて選ぶのが大変。7年振りに訪問しましたが、以前より建物が増えていてかなり長居してしまいました。どんどん進化していくお菓子のテーマパーク。次回の訪問がまた楽しみになります。